2015年6月6日土曜日

スインガーとヒッター、簡略版。


TGMを知らない方が見たら全く分からないことばかり書いていたのと過去記事をさくさくと削除していることを踏まえて、ヒッターとスインガー簡略版です。

ここでのスインガーとヒッターはザ・ゴルフィングマシーンにおいての意味です。

スインガーとは、主に遠心力利用してクラブヘッドを加速させ、ボールを打つ方です。
スイング中、クラブヘッドは体の(円の)外側へ引っ張られるため腕とクラブとシャフトは直線(In line condition)になります。この一直線になる現象を上手く使ってボールを打つわけです。ですから、スインガーの場合力でなくて、タイミングと内側の回転を如何に速く回すかが1つの大事な要素になります。

ヒッターとは、主に上体の腕力を使いボールを打つ方です。特に右腕の曲げ伸ばしの腕力。
とはいえ、遠心力は当然働きます。クラブヘッドは円運動をしますから。ですけども、主に腕力によって、左肩を中心としたプライマリーレバー(左腕とクラブ)を右ひじの腕力で押しています。
これがクラブを振る主な力となっています。

これ以上の識別方法は有りません。

どちらを使っているかでヒッターかスインガーが決まります。

勿論、両方使って混じっている方もいます。両方使っていることに意味があるのかは別として。

いろいろ混じると複雑になるわけです。

例えば、ピーチとスイカを混ぜて、何ジュースなの?という具合です。
私からするとスイカピーチでいいじゃん。となるのですが。美味しければいいじゃん。というわけです。ゴルフでいう、ボールが安定して真直ぐ飛べばいいじゃん。ということです。

では、なぜ分けるのか?
単純に言うと、利用する力が違うためクラブヘッドの動きが大事なところで微妙に変わるからです。
細部においてスインガーとヒッターでは体のパーツの動きが違うわけです。

で。映像などをみてこの人がスインガーかヒッターかを見分けるにはどうしたら良いか?
見分けられません。ただしこのコンセプトを知っているとスイング作りの指針になるからです。一応、個人的に或はいくらかのマスターたちが見分けるとき部分があったりします。ただし、これは本には記載されていません、必要ないので。本の目的は違うところにあります。
追記、ここでヒッターの方がスインガーのコンポーネントを使っていると、スインガーに思えてしまうわけです。スインガーなのにヒッターのコンポーネントを使っていたら、その人は一体スインガーなのかヒッターなのか分かりません。要はヒッターの要素を持ったスインガー、逆にスインガーの要素を取り入れたヒッターとなるわけです。

ヒッターだから、球筋がフェードだとか、スインガーだからドローということは有りません。これはインパクトの現象をDプレーンのコンセプトに沿って考えれば良いと思います。本来なら、ラインオブコンプレッションです。TGMではヒンジングのコンセプトが関連します。

じゃぁ、初心者はどうすればよろしいのでしょうか?
とりあえず。それらを気にするよりは、必要絶対条件の3つを整えましょう。そちらのほうが効率的ということになります。

じゃぁ、上級者たちはどうしればよろしいのでしょうか?
知らなくても全然問題ありません。だって、既に上手なのですから。

スイングを根本的に理解したいのですが、スインガーとヒッターを知る必要がありますか?
無いと思います。私もゴルフスイングというものを完全に理解できていません。ただし、知っているということは役に立つこともあります。スイング作りの指針になります。

スインガーからヒッターへのメタモルフォーゼは簡単なのか?
人によりますが、殆どのツアープロは混ざってると言われています。ですから。
難しい簡単という問題ではないような気もします。

で、最後に簡単に。

主に推力を利用してスイング中にクラブヘッドを使う人がヒッター。
遠心力による加速を主に使う方がスインガーです。








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